月亭八方の昭和芸人楽屋ばなしこってりライブ

2024年4月27日(土)、月亭八方さんが主演される「月亭八方の昭和芸人楽屋ばなしこってりライブ」へ行ってきました。会場は道頓堀ZAZA HOUSEで私は初めて、普段は天王寺で事足りているので、遊びで道頓堀まで行ったのは10年ぶりかもしれません。お天気は曇りでしたが、痛快に面白いライブだったので事務所ブログとして初投稿します。

子供の頃から関西のお笑い大好き人間で、三重県から当時はテレビのチャンネルを無理やり合わせて朝日放送なんか、ほぼ砂嵐状態でしたが音だけでも見て楽しんでいました。ふるさとは三重県の四日市ですが、三重テレビなんかは1ヶ月遅れで関西の番組を再放送していた。それは今とで同じだと思います。

大阪に出てきて関西ローカルの番組が見える喜びは今でも鮮明に覚えています。当時だと「ナイトinナイト」だとか、「痛快!エブリディ」とか「八方の4時はおまかせ」とか。とにかく私は現在52歳ですが、同年代の芸人さんよりも八方さんたちの年代の方々は大好きで、桂ざこばさん、きん枝さん(現:小文枝さん)、中田ボタンさん、南光さんなどなど、出てる番組は好んで見ていました。ダウンタウンなどの弟子修業されてない学校上がりの芸人さんたちには興味がないのは今も同じ(笑) そんな中で「いつかは見に行きたい」と思いつつ、大阪に来て約30年、やっと見に行く、チケットを買う行動に出たのが今回のライブでした。木曜日の「ナイトinナイト」八方の楽屋ニュース好きだったもんね。

午後3時開演で10分前に開場でしたが、私は20分前ぐらいかな? ライブ会場に到着しました。すでに多くの人と列。チケットは前売りで買っていますので、整理番号が17番でした。順番通りに会場に入れたので、どうだろう、キャパ150席ぐらいはあるのかな、5席1列で3ブロックあって、後ろの方まで10段ぐらいはあったと思います。真ん中の前から3段目の比較的に良い席から90分見ることが出来ました。
壇上には既にライブの準備がされていてホワイトボードには、ゲストの若井ぼんさんとトークする題材としてお亡くなりになった芸人さんのお名前が……。

八方さんは吉本、若井ぼんさんは松竹という事で、昭和の上方大物芸人さんから知らない芸人さんまで総勢13名というか13組、この名前を見るだけでもワクワク楽しいですよね。実は中には知らない芸人さんの名前もあるのですが、それはそれで面白い! このボードの隣にはモニターがあって話題になった師匠方の写真やプロフィールが紹介されます。そんなこんなでライブはスタートしました。

ライブの中身につきましては詳細は書けませんが、面白かったな〜。まさに「ナイトinナイト」の八方の楽屋ニュースそのまま。それをテレビという規制を外して、コンプライアンスなんか不必要な空間で生の声を聞ける、最高です。ほぼボードの人たちの話が出ましたが、印象的だったのは坂田利夫さん、月亭可朝さん、横山やすしさん(&西川きよしさん)、横山ホットブラザースのアキラさん、今宮エビスさん、加茂川かもめ・ちどりさん、宮川左近ショーのお三人、どれも、いま思い出しても笑える話。八方さん、ぼんさん、最高です。次のライブも必ず行きたいと思う内容でした。

個人的な話になりますが、演者さんの前にある時計が途中で動かなかったらしく、八方さんが「いま何時ですか?」と客席にお聞きになった時に「3時55分」と届くか届かないかの声で話したのは私です(笑) 自分でも聞こえないぐらいと思った小さな声でしたが、即、八方さんが繰り返してくれたので「届いたのだな」って。なんか嬉しい瞬間でした。あと前の男性の座高が高くて、フラットな床だったのもあったか、次回はもっと前で見よう! と思ったかな(笑)

ライブの最後には若井ぼんさんのレゲーと月亭八方さんの阪神をテーマにしたラップミュージックも熱唱。八方さんは「ラップみたいなもの」とお話されていましたが、立派なラップだったと思います。記念撮影の時間に写真をパシャリして、初のお笑いライブ観賞は、あっという間に終了しました。

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ちなみに月亭八方さんは76歳、若井ぼんさんは80歳、ともに若くてお元気です。こういった方々のメディア出演が減って、同じ人、同じ年代の芸人さんばかりが重宝されるのは時代なのかな? 若者はテレビ離れしてるというのに? いまのテレビって本当にバラエティさがない気がする。人気だって何を基準に測っているのか、数字を持ってるって本当に持ってるの? それでベースになる視聴者層が固まってしまうということならば、そりゃ余計にこれから厳しい時代になるよね。私が最近で唯一毎週楽しみにしている番組にKBS京都ラジオの「しほう八方、進入きん枝」という30分番組があるのですが、この番組を聞いていたから、このライブにも行けることができた。こういう番組、もっと増えてほしいです。
それと関西のお笑いを支えた大師匠たちが仮に亡くなった時の追悼番組だって、そうだよね〜。本当にゆかりがあった人が出ない、あれだけ「関西はおもしろい」「大阪の人はおもしろい」を作ってきた方への感謝や尊敬って本当に薄れてきて、これとて場違いな筋違いの芸人さんたちが出ていると、なんだかげんなりしてしまいます。花紀京さんの時しかり、上岡龍太郎さんの時しかり