八方の楽屋ばなし 大阪公演
「ふらっと思いつきで」と言えば嘘なのですが、ちょっと行こうかどうか迷っていた月亭八方さんの「八方の楽屋ばなし」大阪公演に行ってきましたので久しぶりのブログ更新です。2024年12月21日(土)午後1時半からの公演、場所は朝日生命ホール、私は初めて行く会場でした。
まず当日券で入場したのですが、空いている席で案内された場所には先客あり。えっ!となって確認したのですが、どうやら既に埋まっている席を案内されたらしく再度売店へ。そこで「すみません、ここで良いですか?」と言われたのがMの1番という番号でした。くしくも明日はM-1グランプリがあります。これは縁を感じるので明日は見ないといけないかな(笑) まあ、そんな事を言っても毎年見ているのですが、なんか不思議な縁を感じる出だしでした。

私が会場に到着したのは開場後だったので開演までには10分ほどしかなく、それでも見渡すと満席で客層はやはり60代以上の方がメインかな? もちろん私は50代ですが、それよりも若い人もチラホラ居てて「話わかるんかな?」と。しかし出演者がハイヒール、矢野・兵動のお二人に入口で渡されたチラシにはNSC1期生の芸人さん紹介があったので「今回の楽屋ばなしは、その年代のお話かな?」と。それはそれで興味深いのでワクワクしながら開演を待ちました。
公演は2時間で途中15分の休憩あり。前半は八方さんの挨拶、月亭八光さんの落語。落語は「住吉駕籠」でした。次は漫才で矢野・兵動さん。小気味よく笑いを取っていました。実は大阪に来て劇場で落語と漫才を観たのは今回がはじめて。話を聞かせる落語のおもしろさ、テレビゲームのごとく笑いを取る漫才、どちらも面白かった。それで月亭八方さんの落語「ねずみ」かな? やはり落語は年齢と相関関係があるのかないのか、演者が若い人よりもベテランの大御所の人の方が物語に入っていきやすい気がしました。ここで前半は終了。
後半はハイヒールのお二人を交えての楽屋ばなし。八光さん司会で矢野さん、兵動さん、リンゴさん、モモコさん、八方さんの並びで、主にNSC一期生のお話を。私もそうですが学校上がりの芸人さんは、どこか認めていない所があるなかで、もう42年も経つそうです。当時は楽屋でも大きな壁があったというお話から、いま旬の松本人志さんの話は名前をオチで触れただけ(笑) 楽屋での出来事を中心に約30分、あっという間に終了の時間。
印象的だったのはコンプライアンスの話だけど、桂小文枝さんのYouTubeに中田ボタンさんが出た回の話は面白かったな〜。あと賭事の話とか、そうそう今のNSCはジュニア部門があって小学生もお笑いを勉強するのだとか・・・凄いですね! 昔は師匠が誰で、どこの一門で、自分ならどこの人に付きたいなんて思ってたけど、もう師匠についてる人は皆無で、ほとんどが学校上がりの芸人さんになっている、なんかちょっと感慨深いというか、少し寂しいと言うか。ルールで吉本の劇場にはNSCの卒業生じゃないと出演できないそうです。
それと話は戻りますが、芸人さんたちのコンプライアンスでの苦労話は、まさに今の時代の面白くないテレビそのものだった気がしました。矢野さんはいじられ役だったけど良いこを言ってました。一言一句は覚えていないけど、要は「一部の反対者が大声で文句を言ってる。でもテレビを見ている多くの人は、それほどコンプライアンスを気にしていない」的な発言。私も「そうそう」と思ったな。おばはんはNGだけど、おっさんはOKって表現を狭めるよね。「男性・女性」と言えば必ず繰り返しで「女性・男性」と2回言わないといけないテレビって、そりゃ演者さんは大変だわ。私もデザインしていて、いつからか「※写真はイメージです」を入れるのは良しとして、えっ!こんな注釈まで入れないといけないの!! と思う事がしばしばあるので、それが今の時代なのかな〜なんて笑いながら思ったりしました。
先輩・後輩の芸人さん関係も今は難しくって、飲みに行くのでも先輩から後輩にさそってしまうとパワハラになるとか。上方落語協会ではいち早くこれを実践しているそうですが、全体的に難しい時代になって、しかも若い人はお酒を飲まない。まさに年末の忘年会なんかもそうかもですね。一人は寂しいと言いつつ、みんなで行動するのは苦手。でもさ、芸人さんになる目的って、あこがれの師匠たちに可愛がってもらうことなんじゃないのかな? それはイコール学校上がりだからなの? 兵動さんなんかは自宅で一人酒しながらYouTubeの動画を撮影しているそうです。人をそうそう簡単に誘えない時代、なんか違う気がするのは私だけでしょうか。
そんなこんなで2時間ちょうどで公演は終了。私も年の瀬の楽しいひとときを過ごせて「行って良かったな」と思った2時間でした。



